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2007年5月21日〜6月1日

日本・インドネシア・オランウータン保護調査委員会 パネル展

 日本経団連自然保護協議会と世界銀行情報センターとの共催で、『カリマンタンの森林とオランウータンの保護』と題したパネル展が実現しました。鈴木晃博士が23年間に渡り調査活動を続けている東カリマンタンの森の様子、国立公園に隣接する石炭開発地の露天掘りの生々しい姿、森林火災、そんな中でもしっかりと子どもを産み育てる母オランウータンとたくましく成長する子ども、巨大なオスのオランウータンなどの写真13枚が、A1サイズのパネルとなって、東京・内幸町のPIC東京に展示されました。


 期間中、5月28日には、コーヒーアワー『森の人との対話:私たちができること、やらなくてはいけないこと』として、鈴木博士のお話を伺う機会が設けられました。当日は席が足りないほど大勢のかたが来てくださいました。あいにくビデオデッキの調子が悪く、ビデオ映像が見られなかったのが残念だったのですが、オランウータンの生息地および生息数についての考察、食べ物や子育て、個体間の関係についてのアフリカの類人猿との比較、オランウータンが生息する森が現在抱えている問題、生息域保全の今後の方向性などについて、約1時間お話を伺いました。
 そのあとの質疑応答では、熱帯雨林の植林の成否、カウントされた巣の数と生息数の類推、現実に国立公園内で生計を立てている人々との協働は可能かといったことなど、具体的で熱心な質問が多く、時間をオーバーするほどでした。
 コーヒーアワーについてはPIC東京のページにも掲載していただいています。