TOP 友の会とは? 最新情報 活動報告 本棚 Q & A リンク集
〜2003年 2004年 2005年 2006年 2007年

2005年8月21日〜8月28日

愛・地球博 オランウータン・ウィーク (於:国連館)    特設サイトをご覧ください。


2005年6月19日

第3回 オランウータン友の会・総会

 会規約の確認、昨年度の活動のレビュー、会計報告、今後の活動の指標についての意見交換を行いました。
 今回初めてご参加くださった方々からは、「外から見るとコアな集団のイメージがあって、入りづらい」「HPは極力シンプルに」など、常連のメンバーだけでは気づきにくいご指摘や貴重なアドバイスをいただきました。ご出席者のみなさま、ありがとうございました。

 友の会は、より親しみやすい会づくりをめざし、また、全国のみなさまに私たちの活動を知っていただくために、8月21日〜28日、愛・地球博の国連館で、ご来場のお客様も参加して楽しめる様々なイベントを計画しています。詳細は近日中に発表いたします。この夏、万博にお出かけのみなさま、ぜひ国連館にもお立ち寄りください。

2005年5月12日

多摩動物公園・新オランウータン舎見学

 去る4月28日より一般公開されている東京都多摩動物公園のスカイウォークを、オランウータン友の会有志でさっそく見学してきました。友の会のイベントとして企画されている「オランウータンに会える動物園ツアー」をこれから軌道に乗せていくための下見も兼ね、当日は飼育担当のかたの御厚意で、一部非公開部分も含めて新しい飼育施設全体を説明していただけました。多摩動物公園の黒鳥さん、ありがとうございました。

(↑上)旧オランウータン舎があった辺りの第1放飼場(クリックすると大きな画像が見られます)
(→右)屋内展示の第2放飼場と、スカイウォークの出発点となるタワー

 施設は、第1から第4の4つの放飼場(現在第4放飼場はマレーグマが使用)と、冷暖房完備で日当たりも良い獣舎、総延長150mのワイヤーでつながれた9つのタワーとその到着点となる飛び地の雑木林からなる壮大なもので、4台のモニタ、16台のカメラがすべての場所を映し出していました。総工費10億円との説明にみんなビックリ。
 第2放飼場は屋内で、きれいなパネルによるわかりやすい説明や体験できるコーナーもあります。
 各タワーをつなぐワイヤーは、鉄線を撚りあわせた上をコーティングした、直径10cmもあろうかというもので、オランウータンの鋭い犬歯にも傷つかず直射日光にも熱くならない優れものですが、見学当日現在、まだ利用したオランウータンは居ないとのことでした。
  
 個々のタワーは、円筒形の部分があることで、オランウータンはそれより下には下りられないそうで、フェンスで仕切られることもなく見学路に沿って飛び地まで続いていますので、空中散歩をするオランウータンを間近に見ることができるようです。
 いちばん最初に飛び地に到達するのは誰か?、飛び地の雑木林にたどり着いたオランウータンが巣作り行動をするかどうか?などの話題で盛りあがりました。
 次回はぜひみなさんとご一緒して、オランウータンの新たな魅力を発見したいと思います。

2005年4月1日

 会員相互のレベルアップを目的とした友の会・勉強会、第1回を行いました。今回は、私たちが日頃消費している木材と熱帯雨林の関係をテーマとし、インドネシアの鉄木(ウリン)について勉強しました。
 勉強会は、これからもいろいろなテーマを取り上げて、今回と同じ地球環境パートナーシッププラザのフリースペースで行っていく予定ですので、どなたでもお気軽にのぞきに来てください。

2005年3月24日

 経団連会館において開催された、日本経団連自然保護協議会主催の「企業とNGOのパートナーシップの推進」と題する交流イベントに参加し、日本・インドネシア・オランウータン保護調査委員会と共同でポスター展示を行いました。
 企業とNGOのコラボレーション事例の発表や質疑応答の内容はとても勉強になり、地球環境の保全活動を有効かつ持続可能なものとするためには、企業とNGOの協働が不可欠で、NGOの持つ高い理念や専門性と企業の持つ組織運営のノウハウや費用対効果の評価方法などを補完しあうことがキーになることがよくわかりました。
 このような交流の場が設けられる動きに心強いものを感じた反面、身近で直接参加できる活動や期間を区切って効果が目に見える活動と比して、熱帯雨林の現状の保全という活動のむずかしさも痛感しました。一見遠くて短期の成果が見えにくい活動を、身近な問題ととらえていただく工夫やアピールの仕方などが友の会の課題になってくると感じました。

2005年3月1日
 環境パートナーシップオフィス セミナールームにおいて、第4回ビデオ上映会を開催しました。
 日本・インドネシア・オランウータン保護調査委員会の鈴木晃博士をお招きし、フタバガキ科の木々の植生とオランウータンの分布について重要なご指摘をいただきました。

 50〜60メートルに達し樹冠を形成するフタバガキ科植物は、ボルネオ島では飛び抜けて種類が多く約400種類が確認されています。熱帯雨林の特徴として数年に一度しか結実しませんが、その実は脂質に富み、現地の人も古くから食用に利用し、オランウータンもまたその実を食べることが観察されています。海抜300メートル以下の土地で熱帯低地林を形作ります。その分布は、海抜500メートルより高地では観察されないオランウータンの分布と重なります。他に類を見ないボルネオ島のフタバガキ低地林の多様性は、一度失われてしまったら取り返しがつきません。

 また、これまで一般に言われてきたオランウータンの行動様式とは異なる幾つかの行動例も紹介されました。
 普通群れないと言われるオスが5頭も集団で現れた例や、母親に赤ちゃんが生まれても、自立する年齢に達しているはずの兄が親離れせずに一緒に寝ている例、10歳のメスが夕方、巣を作っているところにオスがやってきて共同で巣を作って一緒に寝てしまった例など、まさにオランウータンも人生いろいろです。
 次回のビデオ上映会は秋の予定です。どうぞお楽しみに。

2005年2月5日
地球環境パートナーシッププラザにおいて、今年初のミーティングを開催しました。
はじめてミーティングに参加された方や、遠く関西から来てくださった方、久しぶりの方など8名が集まり、昨年の反省点や今後の活動の抱負などを話し合いました。
友の会の新しいパンフレットも完成間近です。

夕方からは渋谷のお店に場所を移し、新年会を行いました。よこはま動物園からのお客様も加わり、おいしいお料理を食べながら、オランウータンの最新動向に耳を傾けたり、現地での保護調査活動をより身近に感じてもらうための具体案なども出て、楽しい会になりました。次回はみなさまもぜひご参加ください。