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屋根用遮熱塗料
カラーベスト屋根用の "遮熱塗料" というのは、屋根の裏面温度を下げる効果のある塗料で、航空機用塗料の技術を応用したものです。
この塗料は 10年ほど前からありましたが、当時はまだ値段も高く、色も黒 1色しかないなどで需要がほとんどありませんでした。
その後各メーカーでの開発が進み、ここ2〜3年ほどで値段も下がり、またカラーも豊富に用意されてきたのでお客様に提案しやすくなってきました。
最近の住宅では、屋根と室内天井との空間が少なかったり屋根裏に部屋があったりで、夏には室内温度が上がってしまう傾向があります。
今回はこの "遮熱塗料" を使用した塗装工事をご紹介いたします。
使用する塗料は、"低汚染ターペン可溶形ポリウレタン樹脂塗料" ・・
長ったらしくて分かりにくいですね。
ターペン可溶形というのは、「油性」つまり塗料用シンナーで希釈するタイプの塗料ということです。
商品名は「省エネ屋根用遮熱塗料 パラサーモ」"日本特殊塗料株式会社" の製品です。
下塗りのプライマーも仕上げ塗料も、どちらも A液 の主剤と B液 の硬化剤を混合する "2液タイプ" の塗料です。
まず、高圧水洗浄で汚れやコケなどをきれいに落とし、カラーベストの重なり目の水分が乾燥するまで 1日以上は待ちます。
そして、「エポラマイルドプライマー S」を1対1の割合で混合し、カラーベストによく吸い込ませるようにたっぷりと塗ります。
翌日、仕上げ塗料を A液7 対 B液1の割合になるよう計量秤を使って正確に混合します。
そしてまず隅の部分やローラーの入らない部分を刷毛で塗り、その後ローラーを使って塗ってゆきます。
但しカラーベストの重なり部分をいきなりローラーで塗ると塗料で塞がってしまい、そのために小さな隙間から "毛細管現象" を起こして雨の水分を吸い込んでしまう恐れがあります。
ですからこの部分も刷毛で塗り、ローラーを重なり部分に直角に当てないように気を付けます。
さらに棟トタン部分も、浮いてしまった「釘」を打ち直してから同様に塗ります。
この仕上げ塗装を2度繰り返すと、この通り新築時の美しさが甦ります。
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