利用事例2(大手半導体工場にて)
半導体の工場は24時間ノンストップで、システムが稼動しています。商用電源が落ちたとしても電源を落とすことはできません。多くの半導体工場のサイト設計の中核は非常用発電設備を中心に工場サイトが配置されています。それだけ緊急事態に対する即対応が重要な決め手となるわけです。
特殊元素によるシリコン表面処理中に自動制御機器のオンラインデーターが異常を示したと仮定します。
まずは24時間監視のオペレーターがデーターの不備を発見します。
検出機器に異常がないか不安がある場合には、アウトソーシングの会社に電話をするでしょう。機器は正常であるか確認しなければなりません。さらに生産技術の担当者、また課長、係長に電話をする必要があるかもしれません。担当者は、それぞれの関係セクションの人に携帯電話や自宅(緊急連絡先)に電話をするでしょう。しかしそれぞれの人と電話をしたとしても話の歯車がどこか合いません。問題に対してそれぞれの責務がずれているから、状況を見て慎重にということになるのでしょう。
伝言ゲームを行うと簡単なメッセージも形が変わって伝わってしまいます。スタートしたときには正しかったメッセージも最後にはまったく逆の意味になったりもします。
製造による事故はすぐに億単位の利益を蝕みます。
また監視担当の担当者も相手がにがてな相手だと婉曲な表現しかできなくなったりもします
これでは問題を解決するどころか、問題を複雑にする結果になってしまいます。
当社の電話会議システムを使うと問題解決の一助になります。
問題が発生しました。監視担当は各関係者に連絡をとります。所定の電話会議の番号に電話をする約束をし、電話に入ってもらいます。
まず現場監視をしていた担当者(生産技術)、係長、生産技術担当1、プロセスエンジニア、アウトソーシング会社エンジニア
以上5人が自宅や出先の携帯電話から電話会議に入りました。
議長またはコミュニケーションコーディネーターとして係長がいいかもしれません。
話の流れを制御します。
係長 ***の件で話し合いを行いたいと思います。
さん 入りましたか?
さん 入りましたか?
さん 入りましたか?
全員はいりましたね。
では さん状況を説明してもらえますか。
本日監視業務をしていた です。
実は通常ですと規定値を示すEUSが異常値を示しました。
このような対応しようと考えていますが、、、
以上が状況の説明です。終了。
係長 **社の さん。機器のデーター指示に問題がかんがえられますか?
社の です。 時間でそちらの工場に到着できる予定ですが実測値を 保っていると思われます。、、、、、、、、、
、、、、、以上が私の判断で推し量れる状況です。終わります。
係長 では、、さんはどう考えますか。
問題の発生はときとところを選びません。このような場合いち早い問題解決が不良率や生産の効率性に影響を与えることになります。翌日の打ち合わせ等では困難な状況は最近とみに多くなっています。かと云って現場にいちいち些細なことで足を運んでいたのでは体がもちません。士気を欠くことにもなりません。多分効果との関係を考えるとこの装置を導入することは完全に割安になると思われます。
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