19インチラックに実装された8枚のコミュニケーションボードにより48人が参加できる会議システムが実現できます。48人は別々の場所から参加できます。硬い表現をすれば48対地ということです。ある人は東京にいて、ある人は大阪にいます。またある人は海外にいるかもしれません。
このように、参加者はどこにいてもかまわないわけです。これが多対地の電話会議システムです。

電話機を選びません。普通の電話でよいのです。携帯電話でも参加ができます。

48回線電話会議システム
装置の構成

 基本ユニットTK2000BOON

  • ケース  19インチアルミケース 十分な実装強度をもっています。
  • 電源 8枚のコミュニケーションボードを実装し、カップラーボードに十分な電源を供給します。
  • カップラーボード 8枚のコミュニケーションボードを有機的に結合して(トーナメント方式による結合)6回線づつの拡張をおこないます。
    マイコン実装型のインテリジェントボードです。
  • 消費電力 120W
  • AC100V 50Hz/60Hz
  • 制御方式 蓄積プログラミング方式
  • 使用環境 湿度75%以下露結等を起こさないことまた‘ほこり‘等の少ない環境で利用すること。

コミュニケーションボードTK2100BOON

  • 最大6通話の電話会議をこのボードで実現できます。(ただし基本ユニットに実装してはじめて動作します。)
  • 回線インターフェースは在来アナログ回線を利用します。回線インピーダンスは600Ωです。またINS64回線を直接接続することはできませんが、TA(ターミナルアダプター)を介して接続しますと、良好で安定した通話品質が得られます。
  • INSは直接接続できません。この理由は、規格が各国まちまちで過渡期の仕様であるため海外対応ができないことにあります。商品の寿命を考えますともっともオーソドックスな方式で過不足ないため、アナログインターフェースを利用しています。
  • ボードにはコマンドポートと呼ばれるモジュラージャックが実装されています。この端子に電話機を接続し、DTMF(通常トーン)と呼ばれている信号方式により、機能設定を行うことができます。
       機能はミュート機能
       ロックアウト機能
       パスワード機能があります。(詳細は取
       り扱い説明書に明記)
  • 制御方式 蓄積プログラム方式