歌舞伎座新開場 納涼八月歌舞伎
2016年8月9日 夜の部 (歌舞伎座)
新古演劇十種の内
土蜘(つちぐも)
病の床に伏せる源頼光(七之助)のもとへ、典薬頭の薬を
届けに侍女の胡蝶(扇雀)がやって来ます。頼光の所望に
従い胡蝶が紅葉の様子を物語ると、頼光は一時病のことを
忘れます。その後、胡蝶が去り再び苦しむ頼光の前に、
どこからともなく智籌と名のる僧(橋之助)が現れ、病平癒の
祈念を申し出ます。しかし、灯下に映る智籌の怪しい影に気づき
頼光が刀で斬りつけると、土蜘の精の本性を顕し消え失せます。
そして館の庭では番卒たちが土蜘退治を祈願し、巫子は諫めの
舞を舞い始めます。一方、土蜘退治に向かう保昌が四天王と
ともに智籌の血潮を辿り東寺の裏手に着くと…。
廓噺山名屋浦里(さとのうわさやまなやうらざと)
笑福亭鶴瓶の新作落語「山名屋浦里」を題材にした新作歌舞伎。
江戸留守居役の寄合で、江戸の流儀に馴染めぬ酒井(勘九郎)は、
次回は自分の役宅で国の行く末を語り合おうと提案します。しかし、
次回は互いに馴染みの遊女を紹介する趣向だと告げられたうえ、
国元の踊りを笑われ、主君の悪口まで言われた酒井は、次回は
自分も馴染みの女を紹介すると言い切ります。その直後、吉原一の
花魁、山名屋浦里(七之助)と偶然に出会った酒井は、ある決意を
して山名屋へ乗り込むと、主人の平兵衛(扇雀)に、浦里に
会わせてもらいたいと懇願します。
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