35回俳優祭


2009
427日 夜の部

 今回の演目は企画構成・坂東三津五郎による、舞踊二題 『狸八島』と『おまつり』、
そして、企画構成・片岡仁左衛門、演出・市川團十郎による『灰被姫 シンデレラ〜
賑木挽町戯場始(にぎわうかぶきざことはじめ)』。

あらすじと主な配役】

明治の中頃のこと。築小路伯爵家のお国(玉三郎)は継母の金子(勘三郎)やその
連れ子の銀子(福助)銅子(橋之助)から婢同然に扱われ、灰被りと呼び捨てられている。
銀子役の福助は金髪ギャル風の頭で「先輩をいたぶるのって楽しいわ〜」と言いながらいじめ。
今日は歌舞伎座落成記念パーティ。悲しむお国のところへ変なドレス姿の魔法使いの
老女(左團次)がやってきて歌舞伎座のパーティに行く用意をしてやる。いざ出発!

さて、歌舞伎座のパーティ会場は鹿鳴館のパーティさながら。
白柳徹子(亀治郎)、支配人・美濃紋太郎(翫雀)、歌舞伎座座主・福地源一郎(歌六)、
歌舞伎座金主・千葉勝五郎(菊之助)、伊藤博文内閣総理大臣(田之助)、来賓の米国
前大統領グランド将軍(仁左衛門)とキャサリン夫人(團十郎)が場を盛り上げる。
歌舞伎座周辺の飲食店の出前持ちも次々に登場し、歌舞伎座がなくなっている間も
周囲の店をよろしくと客席にアピール。喫茶YOU女店員(鶴松)、黒塗りのナイル
レストラン店員(亀蔵)&本物のナイルさん、たち。
いよいよガラスの靴ならぬガラスの二枚扇の落とし主を探す展開へ。二枚扇をいかに
使い慣れて舞い踊れるかを来賓たちがホワイトボードで採点結果を客席に見せる。
見事に踊るお国の美しさに興奮した北島ノ宮康人殿下(海老蔵)が真ん中に登場して
お言葉をかけると思いきや、上着やサスペンダーをとり白いシャツも脱いで「裸になって
何が悪い!」と数日前の事件のネタで盛り上げる。

一同は不思議な力で眠らされ、歌舞伎座正面へと場面転換。そこに鎮座する5人の
歌舞伎座の守り神が歌舞伎座のこれまでの愛顧への御礼と今後も引き立てをという
旨を述べ、客席も一緒に手締めをして幕となった。

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