2008年10月25日 夜の部 (歌舞伎座)
着物で歌舞伎を観る会でしたが、断念。
「十種香」
切腹して世を去った許婚の武田勝頼の回向を弔っている長尾謙信の息女、八重垣姫(玉三郎)の前に、
勝頼と瓜二つの花作りの簑作(菊之助)が現れます。実は切腹した勝頼は贋者で、その贋者の勝頼こそ、
腰元の濡衣(福助)の夫でした。そして八重垣姫は大胆にも濡衣に簑作との仲立ちを頼みますが、
濡衣はその代わりに諏訪法性の兜を所望します。この言葉を聞いた八重垣姫は、簑作が本物の勝頼と悟り、
その思いを切々と語ります。
ここへ長尾謙信(團蔵)が現れ、簑作に使いを命じます。簑作を勝頼と知る謙信は、白須賀六郎(松緑)と
原小文治(権十郎)を呼び出すと、勝頼の討手として差し向けます。そこで八重垣姫は勝頼を助けてくれと
願い出ますが、謙信はこれを許さず、濡衣を引っ立てていきます。
「狐火」
奥庭へとやって来た八重垣姫は勝頼を救おうと、諏訪法性の兜を頂いて祈念します。すると諏訪明神の
使わしめである狐が出現し、神の狐の力を借りる八重垣姫は、氷が張り詰める諏訪湖を渡って
勝頼のもとへ急ぐのでした。
雪暮夜入谷畦道(ゆきのゆうべいりやのあぜみち)
直侍
お尋ね者の御家人である片岡直次郎(菊五郎)は、入谷の蕎麦屋で、気の病に罹った恋人
の花魁三千歳を療治する丈賀(田之助)と出会い、三千歳にひと目逢おうと手紙を託します。
そして三千歳のいる寮へ向かう途中で、直次郎は共に悪事を働いた暗闇の丑松(團蔵)に
呼び止められ、互いの無事を祈って別れますが、当の丑松は直次郎の訴人に駆け出します。
一方、直次郎との再会を喜ぶ三千歳(菊之助)に、直次郎は別れを切り出します。
そして三千歳がいっそ殺してくれと訴えるところへ、寮番の喜兵衛(家橘)が現れ、
直次郎に早く逃げるようにと勧めます。こうして直次郎は駆けつけた追っ手を振り払い、
三千歳と別れるのでした。
英執着獅子(はなぶさしゅうじゃくじし)
恋に悩む傾城(福助)が、間夫への思いを胸にしながらの華やかな踊り、獅子の精となっての
狂いを見せて舞い納め。
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