人形の家


2008
96日 (東急文化村 シアターコクーン)

ノルウェーの劇作家、ヘンリック・イプセン(1828〜1906)が1879年に発表した作品。
銀行頭取となるトルバル(堤真一)に献身的に尽くす妻ノラ(宮沢りえ)には、借用書を
偽造した過去があった。家族を思っての借金だったが、やがて罪が暴露される。
失職の危機に陥った夫は妻を激しくなじるものの結局、窮地は脱する。
しかし、ノラはそれまでの自分が夫を喜ばせるだけの「人形」を演じていたと気づき、
自立を目指して家を捨てる。

演出はデビッド・ルボー。

作品は、離別を招いた夫婦の末路までは描かれず、ただ「奇跡」の訪れに
期待が託されて終わる。堤は「単なる復縁のみが正解ではない。(妻への執着も含め)
夫自身が根本から変わることを奇跡と見るなら、それもありうる。容易ではないが、

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