エンバース 燃え尽きぬものら


2008
528日 (俳優座劇場)

オーストリア・ハンガリー帝国が、滅亡して間もない1940年。
 ここは、ハンガリーの片田舎に佇む古城。その一室に、ヘンリック(長塚京三)が、
 旧友コンラッド(益岡 徹)との、41年ぶりの再会を待ちわびている。
 共に75歳。傍らには、妻クリスティナは、もういない。
 かつてヘンリックの乳母であった、ニーニ(樫山文枝)がいるだけだ。
 ヘンリックにとって、この再会は友好的な邂逅ではなく、復讐に近い波乱の対決である。

75歳の老人ふたりが、もうどうにも取り返しのつかない人生の悔恨を噛みしめながら、
はたして自分たちは、ひとりの女性を「本当に愛した」と言えるのかどうか。

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