2007年1月2日 昼の部 (歌舞伎座)
松竹梅(しょうちくばい)
厳しい冬の寒さに耐えることで「歳寒三友」と呼ばれる松竹梅は、めでたさの象徴でもある
華麗な舞踊絵巻。「松の巻」を在原業平(梅玉)と舎人駒王(橋之助)、「竹の巻」を
奴光内(歌昇)、と雀たち(信二郎、松江、高麗蔵)、「梅の巻」を大磯の虎(芝雀)、ほか
魁春、孝太郎と、巻ごとに装置も替わる三段返しで、華麗な舞踊絵巻。
平家女護島 俊寛(しゅんかん)
平家討伐の陰謀を密告され、絶海の孤島鬼界ヶ島に流された俊寛僧都(吉右衛門)、
丹波少将成経(東蔵)、平判官康頼(歌昇)。3年後、成経が島の娘、千鳥(福助)と
結婚し、一同が喜んでいる折り、都から赦免船が着岸し、赤鬼の上使、瀬尾太郎兼康(段四郎)が
成経と康頼の赦免を告げます。俊寛も、もうひとりの上使、丹左衛門尉基康(富十郎)から
赦免が告げられるものの、千鳥は、置き去りにされてしまいます。「福助千鳥なんか
置いていけ」という世間の声(我々だけ??)に背いて、俊寛は自らが千鳥に代わって
島に残ることを決意。ひとりきりになり、「思い切っても凡夫心」と真情を吐露し、想像を絶する
孤独感にさいなまれる人間・俊寛の慟哭を描く、近松門左衛門の名作。海鳥が飛んだり、
海が廻り舞台で表現されるなどの演出もなかなか。
歌舞伎十八番の内 勧進帳(かんじんちょう)
兄の頼朝との不仲により、都落ちを余儀なくされた義経(芝翫)弁慶(幸四郎)ら一行が、
山伏に変装して安宅の関を通り抜けようとするのを、見破った関守の富樫左衛門(梅玉)は、
必死に主人を守ろうとする弁慶の姿に感じ入り、覚悟のもとに関を通す有名な作品。
幸四郎はこのほど弁慶役900回の偉業!Gooooooooooh!
六歌仙容彩 喜撰(きせん)
百人一首でおなじみの六歌仙。どうみても門前の小僧??という名僧の喜撰法師(勘三郎)が、
園の茶汲み女お梶(玉三郎)の美しさに翻弄され、飄々として洒脱な踊りを見せる喜撰。
それにしても下手な掛け声は興醒め!!
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