オレステス


2006年9月11日 (新橋演舞場)

不倫の末、父アガメムノンを殺した実の母親クリュタイムネストラを殺し、
父の仇討ちを見事に果たしたオレステス(藤原竜也)。しかし彼はその後、
復讐の女神たちに呪われ、正気と錯乱を繰り返して衰弱していった。
姉エレクトラ(中嶋朋子)は、全てを捧げ必死に看病するが狂気の発作は一向に癒えない。

そして今日にもアルゴス人たちは母殺しの姉弟の処刑方法を投票で決めようとしている。

絶体絶命となったエレクトラの一縷の望みは、叔父のメネラオス(吉田鋼太郎)の帰国だ。
クリュタイムネストラの妹ヘレネ(香寿たつき)が巻き起こしたトロイアの戦いから
まもなく戻ってくるのだ。メネラオスに助けを求めるオレステス。

そこへ祖父のテュンダレオス(瑳川哲朗)がやってくる。かつて仲のよかった祖父と孫は、
今や娘を殺された父と父を殺された息子となり、ののしりあい、憎しみ合う。
頼みの綱のメネラオスにもすげなくされ、悲嘆にくれるオレステス。

そんな中、とうとう二人の死刑が決定する。

その知らせを聞き、怒りと絶望の果てにエレクトラは、さらに恐ろしい計画を思いつく。
ヘレネを殺し、メネラオスとヘレネの娘、ヘルミオネを人質にとるというのだ。
そうすればメネラオスも心動かされるだろう。それでも力を貸さないようであれば、
ヘルミオネも殺してしまえばいい。今や唯一の味方、母親殺しにも手を貸してくれた
親友ピュラデス(北村有起哉)とともに計画を実行に移すオレステス。

そこへ神アポロンが現れる…。

  

    
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