NINAGAWA十二夜 〜七月大歌舞伎


2005年7月9日 (歌舞伎座)

 

 『十二夜』は、シェイクスピアが書いたロマンティック・コメディーのひとつ。
このお芝居が初めて歌舞伎として上演。

 演出は日本のみならず海外でもその手腕の評価が高い蜷川幸雄。
初めて歌舞伎の演出を手掛けます。

 また双子の兄妹の二役に挑戦するのは「小でぶ」こと菊之助。早変わりも
なかなかがんばっていた。

 話のテンポもなかなかよく、けっこう楽しめた。クジラなど手がこりすぎた
小物もあったが、まあ御愛嬌か。

 

 双子の兄妹・斯波主膳之助(しばしゅぜんのすけ・セバスチャン)
琵琶姫(びわひめ・ヴァイオラ)は、海賊に襲われた上、嵐のために遭難。
琵琶姫は獅子丸(ししまる・シザーリオ)と名乗り、
大篠左大臣(おおしののさだいじん・オーシーノ)に小姓として奉公します。

 左大臣は織笛姫(おりぶえひめ・オリヴィア)という公家の姫君に心を
奪われます。織笛姫に相手にされない左大臣は、獅子丸に恋の使いを命じます。
ところが、獅子丸を女と知らぬ織笛姫は獅子丸に一目惚れ。しかし、
獅子丸は左大臣に密かな恋心を抱いているのでした。

 洞院鐘道(とういんかねみち・サー・トービー)は、姪の織笛姫と
安藤英竹(あんどうえいちく・サー・アンドルー・エーギュチーク)
娶(めと)わせようと画策しています。織笛姫の居候同然の身の上である洞院を、
目の敵にしているのは丸尾坊太夫(まるおぼうだゆう・マルヴォーリオ)
そんな坊太夫は、主人の織笛姫を慕っているのでした。これを知った洞院や安藤は、
腰元の麻阿(まあ・マライア)捨助(すてすけ・フェステ)を仲間に引き入れ、
織笛姫が書いたようにみせかけた偽の恋文を使って、坊太夫の恋心を弄びます。
そうとは知らぬ坊太夫は、うまうまと洞院たちの企みに乗せられてしまいます。

 一方、九死に一生を得て、左大臣の屋敷へと向かう主膳之助は織笛姫と出会います。
主膳之助を獅子丸と思い込む織笛姫が、その思いの丈を打ち明けるところ、
左大臣や獅子丸が現れます。さて、互いにもつれた恋の行方は・・・

  

    
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