「十二月大歌舞伎」


2004年12月19日 夜の部(歌舞伎座)

 

御存鈴ヶ森

   前髪の美少年白井権八と、江戸で名高い侠客の幡随院長兵衛。
  波の音だけが聞こえてくる夜の鈴ヶ森で、二人は出会います。
  橋之助初役の長兵衛と、七之助の権八の清新な顔合わせ。
  決して、夜盗に教われた飛脚が、自ら夜盗の仲間になるだけの
  話ではないハズです。

 阿国歌舞伎夢華

   歌舞伎の創始者出雲の阿国と、恋人の名古屋山三。
  その二人が舞台で繰り広げる華麗な歌舞伎絵巻。
  阿国を玉三郎、山三を段治郎が踊る長唄舞踊です。
  夫はほとんど寝てました。

たぬき

   自分の葬式が終わった後、焼場で息を吹き返した柏屋金兵衛。
  三津五郎が初役で演じる婿養子の金兵衛は、愛人にも裏切られ、
  別人となって生きていくことを決意します。
  江戸を離れて商売で大儲けした金兵衛は、二年後に江戸に戻ると…。
  化かし合いながら暮らしている人間を描いた皮肉な味わいの喜劇。
  

大喜利苦労納御礼 今昔桃太郎

   桃太郎の役で45年前に歌舞伎座で初舞台を踏んだ勘九郎。
  勘三郎襲名を目前に控えた師走に、渡辺えり子作の新しい桃太郎演じます。
  45年の歳月が経過し、今桃太郎はどうしているのでしょうか?
   それにしても、桃太郎よ。鬼が妻に成り代わっていて八年も気がつかずに
  ヘンゼルのように食べ続けさせられ太ってしまうとは、そして
  最後に毒で踊り続けて痩せて、最後は庭の桃の木の中に幽閉されていた妻の愛が

  つまった桃を食べて踊りも止まるとは…。ちょっとマヌケかも…。


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