指導の重点

(1)各教科、道徳、特別活動、総合的な学習の時間

 ア 各教科

(ア) 授業時数確保の工夫により基礎・基本を定着させ、選択教科の授業内容の充実を図り、生徒が主体的に学習できるようにする。さらに一人ひとりの学力や能力の到達度区の学力調査及び、小テストの実施等で把握できるよう努める。
(イ) 学習指導の工夫、改善に努めるとともに、「目標に準拠した評価」を適切に行い、指導と評価の一体化を図る。生徒が発言しやすい発問の工夫や環境の改善を進める。
(ウ) 学習内容を精選し、教材・教具の開発及びコンピュータなどの教育機器の適正な活用により、「わかる授業」の展開を図る。
(エ) 生徒一人ひとりの個性の伸長を目指した教科指導の充実に努める。各教科においては、特に、次のように指導の重点を置く。

 イ 道徳

(ア) 学校教育全般を通して生徒相互や教師との人間関係を深める。更に、教育相談や家庭や地域社会、外部機関との連携を図りながら、心の教育の充実を図る。
(イ) 道徳の時間では、道徳的価値に気付かせる指導の工夫をして、道徳的判断力・実践力を身に付けさせる。また、学校、 家庭、地域の中で、さまざまな活動や体験を通して豊かな心や望ましい人間関係の育成を図る。
(ウ) 指導資料の効果的活用を工夫するとともに、生徒の実態に合った教師の自作資料の、活用を図る。

 ウ 特別活動

(ア) 組織的指導体制を確立し、生徒の自主活動を助長し、連帯感をもたせるとともに個性の伸長を図るよう指導する。
(イ) 学級活動、生徒会活動を計画的に実行させ、実践力のある健全な生活態度を育てる。
(ウ) 学校行事の意義を明確にし、生徒が自主的。積極的に参加し、推進するように指導する。

   以上を効果的に推進するために、よりよいリーダーシップの育成を図る。

 エ 総合的な学習の時間

(ア) 目先の進路への関心だけでなく、自分自身を見つめ自分の特性や趣味、志向を考えながら、将来の職業や人生について目を向け、正しい進路選択の能力を身に付けさせる。
(イ) 福祉、環境問題、ボランティア活動、健康教育等への関心を持たせるとともに、職業調べや職場体験を通して地域学習 及び将来の職業等に関する興味・関心を高めさせる。職業体験に関しては、実質的に、3日間の職場体験を行う。
(ウ) 様々な教科の学習内容や成果など総合的・横断的な内容を取り入れたものを発表する機会を設け、表現能力や鑑賞能力を高め、生きる力を育てる。
(エ) 1年生では週1時間の年間35時数を通年で確保し、残りの35時間は、文化祭、発表会、体験学習等に期間を集中して有効活用する。
   2年生では、週1時間の年間35時数を通年で確保し、職場体験学習として15時間。残りの35時間は文化祭、発表会、 体験学習等に期間を集中して有効活用する。
   3年生では、12月までは週2時間。1月以降は週1時間確保し、残りの35時間は、文化祭、発表会、体験学習等に期間を集中して有効活用する。

(2)特色ある教育活動

 ア 二期制の実施−授業時数確保と同時に、夏季及び冬季休業中をひとつの学期サイクルとしてとらえ、連続的・継続的な教育活動を実践する。
 イ 朝の読書時間の設定−読書活動により広い世界に触れる体験を通して、考える習慣、豊かな感性や情操、思いやりを 育てる。また、読書の時間を通して、落ち着いた一日の始まりにより落ち着いた学校生活を送らせる。
 ウ 全校的な活動−「生徒の交流を深める時間」として、学校行事の準備、生徒会活動、奉仕活動、健康・安全活動を実施 する。
 エ 学年単位の活動−「生徒を活動させる時間、生徒と相談する時間」として、助け合い学習、学力補充、質問教室、学習・ 生活相談等を実施する。
 オ 学級単位の活動−「励まし合い、助け合いの時間、基礎の定着を図る時間」として、学習・生活相談、学級会、係活動、 基礎の定着を図る学習活動等を実施する。
 カ 「総合的な学習の時間」を期間を集中して実施する時数35時間(週1時間分)の授業を年間を通して振り替え、各教科の授業時数を確保する。
 キ 放課後週4回、ALTによる特別講座を初級・中級・上級に分けて実施する。また、放課後週2回、数学の特別講座を基礎・応用に分けて実施する。
 ク 特別活動や総合的な学習の時間において、地域の人材等を活用し、先人の生き方や働くことの意義や職業観を学ばせるとともに、自分たちの地域社会を再認識させる。

(3)生活指導・進路指導

 ア 生活指導

(ア) 人権尊重の精神のもと、自他の生命の尊さや大切さを身に付ける指導を徹底する。
(イ) 生徒の個性や能力を伸長させ、主体的に活動し、心身ともに豊かな生徒を育成する。
(ウ) 学級経営・学年経営を基盤に、生徒の実態や環境を十分理解し、情報収集、交換及び蓄積に努めるとともに、配慮を要する生徒の指導については、生活、学習にわたり、個に応じた指導に努める。
(エ) スクールカウンセラーや保護者及び関係諸機関との連携を深めながら、生徒の心のケアに努める。
(オ) セーフティ教室を実施し、保護者や地域住民とともに生徒の非行や犯罪被害防止に努める。

 イ 進路指導

(ア) 生徒一人ひとりの将来にわたる生き方を考えさせ、個性、能力、適性や進路希望に基づいた適切な助言、援助を行う。 また、自己理解を深める学習を行う。
(イ) 3年間を見通し、発達段階に応じた指導計画のもとに職場訪問や職業体験等の体験学習等を通して、望ましい勤労観、職業間の育成を図り、適切な進路選択ができる能力を培う。
(ウ) 職業及び上級学校について、正しく理解するための資料の収集に努めさせ、その整理・活用の指導の充実を図る。
(エ) 進路指導を効果的に進めていくために校内の組織体制を整備し、情報提供を適切に行い、保護者、地域社会及び関係 機関と連携して取り組む。